京成船橋駅近くのトラットリアPIGNA(ピンニャ)のイタリア料理が美味しかった。
京成船橋駅の近くを歩いていると、路上にトラットリアの看板を見かけたので食事しに行ってみることにした。どうやら、先日、オープンしたばかりのお店のようだ。
たまたま見つけたトラットリアの名前は「PIGNA」。
Google翻訳で調べてみると、PIGNAはイタリア語の名詞で、読み方はピンニャって感じで、松ぼっくりのことらしい。エレベーターで2階に上がると、もうお店の中だった。
店内は4人がけのテーブルが4つくらいと、カウンターが少々といった感じでこじんまりした印象。男性2人の店員さんが明るく迎えてくれ席に案内してもらえた。
メニューは今日のおすすめとグランドメニューの構成になっていて、今日のおすすめは店員さんに紹介して貰えた。
お邪魔した日には、ちょうど準備していた自家製のサングリアが飲み頃になったとのことで、素直にサングリアを飲んでみることにした。
届いた自家製サングリアには光る氷が入っていてなかなかきれいな彩り。少々、気温が高かった日なので風味豊かなサングリアはさわやかで、とてもいい食前酒となった。
サングリアと一緒にお願いしたのは、彩り野菜のサラダ仕立てと、旬魚のカルパッチョ(PIGNAのオリジナルカルパッチョ2種のソース)、朝穫れヤングコーンのグリル(アンチョビバターとフレッシュトマトのソース)。
彩り野菜のサラダ仕立ては、パプリカやスティックセニョール、ズッキーニなど、様々な新鮮な野菜が使われていて、ドレッシングは魚醤を使ったオリジナルで自家製とのこと。魚醤だけでなく、様々な材料が使われているようで、複雑な味わいだった。
続いてカルパッチョ。確か、魚はイナダだっただろうか。一皿で、2種類のソースを使ったカルパッチョは飽きずに食べられて楽しい。
ヤングコーンのグリルは、朝に収穫したヤングコーンを焼いて、アンチョビとトマトのソースをかけたもの。ヤングコーンの歯触りが楽しいし、ソースともよく合う。
ここでイタリアンのお店ではあまり見かけないレモンサワーをお願いしてみた。お店はオープンキッチンなのでレモンサワーを作っているようすを眺めていたら、一升瓶のキンミヤ焼酎が使われているようだった。ほどよくレモンが効いていて飲みやすくてサクサク飲めてしまうレモンサワー。
続いてお願いしたのは、船橋ホンビノスの香草白ワイン蒸し、旬野菜のピクルス、あとはピンニャフリット。
船橋ホンビノスの香草白ワイン蒸しは単品でもお願いできたが、リゾットにしてもらえるとのことだったので、リゾットでお願いした。リゾットの米はアルデンテに仕上げられており、ホンビノス貝のダシがしっかり効いていて旨味が際立っていて、アテになるリゾットに仕上げられていた。
旬野菜のピクルスは、オーソドックスなピクルスに加えて、あんずなどのフルーツや筍まで入っていてなんだか楽しいピクルスだった。
ピンニャブリットの”ピンニャ”はお店の名前にも使われている松ぼっくりで、ポテトを松ぼっくりの形に形を整えて揚げたもの。揚げたてのポテトは間違いなく美味しいし、食感もなんだか楽しい。
最後のシメに選んだのは、完熟トマトの冷製パスタ。実はトラットリア PIGNAのデザートはパティシエの方が作っているようでデザートにケーキをお勧めしていただいたが、同行者が冷製パスタに興味を持っていたので冷製パスタをお願いすることになった。
涼しげなガラスのプレートに、チーズの白い色、バジルの緑と、トマトの赤い色がよく映える。冷製パスタ用の細いパスタはよく冷やされていて、やさしい味付けのソースがよく合っており、何皿でも食べられそうだった。
ふらっと入ったトラットリアではあったけど、とても美味しいお店を見つけた気がする。また近々、お邪魔させてもらうことにしようと思う。
参考リンク
trattoriaPIGNA@まいぷれ船橋