京成西船駅前の居酒屋「山形屋」がリニューアルしていた。

京成西船駅前にあった長屋状の店舗には、かつて、シフォンケーキで有名なシュガーママや、日本酒を堪能できる居酒屋の凪(どちらも移転済み)が営業していて、決して新しい店舗ではなかったが個性的なお店が集まっていた。

そんな店舗には「山形屋」という居酒屋もあった。「山形屋」では立ち飲みスタイルで営業していて、年配の夫婦と思しきお二人で切り盛りされていた。そして、京成線の線路に面したお店の店頭にカウンターがある状態たったので、京成線にかぶりつきで飲めるスポットでもあった。

さて。新しい店舗に立て替えられて、改めて「山形屋」の看板を見たときはまさかと思った。年配の店主が改めてお店をオープンさせ直すなんて…と(失礼にも)思ってしまった。看板には創業昭和42年ということは、あの「山形屋」が復活したということだろう。

新しくなった山形屋

新しくなった山形屋

少々、ドキドキしながらお店に入ると、以前のような立ち飲みスタイルだった(ただ、店内での立ち飲みだったが)飲み物のメニューはこんな感じ。

手書きのメニューがなかなかいい感じ。意外にも飲み物の種類は多いし、値段も安い。店内は広いわけではないので、仕事帰りにさくっと飲んで帰るのにちょうどいいお店といったところだろうか。

飲み物メニュー

飲み物メニュー

飲み物メニューの数に比して、おつまみメニューは少し寂しい感じかな。でも、サクっと飲んで帰るならこれで十分といえるかもしれない。

おつまみメニュー。

おつまみメニュー。

まずはレモンサワーから。多くの居酒屋で飲めるようなオーソドックスなもの。

レモンハイ

レモンハイ

そして、居酒屋のファーストオーダーの定番のポテサラ。これまたオーソドックスなもの。とはいえ、手作り感があって、これはこれでなかなかいいんじゃないかと。

ポテサラ。

ポテサラ。

以前の「山形屋」のときももつ煮をウリにしていたはずだけど、リニューアルしてもやはりもつ煮は押さえておきたいところ。肉肉しいビジュアルのもつ煮。味はしっかり染みているし、酒にあう味付け。そして、しっかりネギがかけられているのが嬉しい。

煮込み。

煮込み。

これまた定番のおでん。しつこいようだけど、外さないオーソドックスなものだった。

おでん。

おでん。

定食屋のおかずで飲むのも悪くない。個人的には、ハムエッグやベーコンエッグはかなり上等なおつまみだと思うのだが…。さて、定食屋のおかずにもなる「ロースカツ」をお願いしてみた。冷食のトンカツだろうけど、雑にソースをたっぷりかけて食べると、立ち飲み屋さんで頼めるおつまみの中にトンカツがあるのは頼もしいことを実感できた。

ロースカツ。

ロースカツ。

そして、店頭の焼き台で焼いている串ものをお願いしてみた。素朴な外観だが、塩加減、焼き加減もちょうどいい。老舗の作る伝統の味といったところだろうか。

串焼き。

串焼き。

今回はサクっと飲むことにしていたので、早々に撤収。JR西船駅前の居酒屋と比較すると、地味で古風な感じはするけれど、質実剛健な居酒屋であった。また会社帰りにでも立ち寄ってみたいところだ。

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